日本大学生産工学部鉄道工学リサーチ・センター

Nihon University・Center for Railway Research(NU-CRR)

研究員紹介

センター長挨拶

綱島 均(機械工学科教授)

 日本大学生産工学部では,日本の鉄道技術の連携に貢献したいとの思いから,鉄道研究の活性化(異分野の連携による鉄道技術研究・開発の実施),鉄道関連技術相談・共同研究の外部窓口,鉄道を核とした地域のまちづくりへの貢献,国内の地方,中小私鉄およびアジア地域の大学における鉄道技術教育を行う目的で,鉄道工学リサーチ・センターを2017年10月に設立しました.まちづくりを含めた鉄道に関する研究を通してより安全で快適な社会の構築に貢献するため,以下の活動を行なって参ります.

(1)鉄道に関する研究プロジェクトの実施及び支援
(2)鉄道に関連する企業・研究機関・公的機関などとの共同研究・受託研究
(3)国内外の教育・研究機関との鉄道研究に関連する連携
(4)研究成果に基づく社会貢献

 また,鉄道工学リサーチ・センターでは,国内,海外の専門家をお招きしてシンポジウム,セミナー等を適宜開催する予定です.
 今後の鉄道工学リサーチ・センターの活動に対して,こ支援,ご鞭撻をお願い申し上げます.

最高顧問挨拶

松本 陽

 信頼性,高速性などの面において,世界的にトップレベルの水準にありますが,改善すべき点も多くあります.例えば,日本の鉄道技術に関する海外への情報発信が不十分なため,日本の鉄道に対する評価は,日本人が思っているほどは高くありません.
 一方,日本の大学における鉄道技術の研究は,近年,あまり盛んとは言い難い状況です.こうした状況下で,われわれ日本大学では,大学や研究機関での研究を結集する一助となるべく鉄道工学リサーチセンターを設立しました.当センターの特徴は,試験装置などのハードウェアより,研究者・技術者などの専門家を結集し,日本における専門家ネットワークを作って,諸問題を解決していこうという点にあります.
 また,高速・幹線鉄道よりも,生活に密着した地域の鉄道の高度化,活性化に力点を置きたいと考えています.必要最低限の安全性を確保しつつ,コンディションモニタリング,自動運転などのICT新技術を導入することによって,地方鉄道の利便性を向上して再生・活性化を図ることを,重要なテーマの一つと考えています.鉄道事業者,メーカー,保守事業者,地域の自治体などと協力しつつ,研究・開発・調査などを手掛けて行きたいと考えています.皆様のご意見を参考にしつつ,微力ながら活動を進めて行きたいと思っていますので,皆様のご支援,ご鞭撻をお願い致します.

参加研究者

生産工学部

センター長 教授 綱島 均(機械工学科)
副センター長 教授(研究所) 富井規雄(機械工学科)
センター研究員 教授 澤野利章(土木工学科)
教授 柏田 歩(応化工学科)
教授 山田和典(応化工学科)
准教授 保坂成司(環境安全工学科)
専任講師 山内ゆかり(数情工学科)
助教 永村景子(環境安全工学科)
上席研究員   松本 陽(機械工学科)
客員研究員   森 裕貴(交通安全環境研究所研究員)

理工学部

センター研究員 教授 高橋 聖(応用情報工学科)
准教授 望月 寛(応用情報工学科)
助教 安藝雅彦(機械工学科)
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